私はエビが大好きです。
何が食べたいか聞かれるとエビと答えます。
それで招待されるのはすし屋が多いです。
エビがメインの外食店は少ないですね。
そんなエビについて食べ過ぎた場合
どうなるのかを調べてみました。
エビの1日の摂取量から下痢や腹痛、吐き気の原因、
子供は食べてもいいのか?痛風やアレルギーなどの症状など。
エビなどの甲殻類についてはアレルギーによる体調不良を
発症する危険が多いです。
最悪のケースではアナフィラキシーショックを起こして
重大な事象が起きてしまう可能性があります。
気になる症状があればすぐに調べましょう。
最後には沖縄のエビ事情も調べましたのでご確認ください。
エビの摂取量から食べ過ぎて気持ち悪くなった場合やアレルギー痛風など調べてみた
エビを食べ過ぎて気持ち悪く吐き気と下痢や腹痛が出た場合の対処法
エビを食べ過ぎて気持ち悪くなったて吐き気がしたり、下痢や腹痛をもよした場合、
まずは食べたエビが生食だったか加熱処理されたものかで原因が変わります。
生のエビを食べた場合に考えられるのは食中毒です。
以下の食中毒の発症が考えられます。
- 腸炎ビブリオ
- リステリア症
- コレラ菌
腸炎ビブリオ
腸炎ビブリオは海水中に生きている細菌です。
夏になると特に活性化します。
なのでエビを生で食べる場合は水道水でしっかり海水を洗い流すことと、
腸炎ビブリオの細菌は冷たい環境では増殖しないので、4℃以下の温度で
保存することが食べる前の対処法です。
もちろん加熱処理で対処もできます。
腸炎ビブリオは体内に入ってから5~92時間潜伏期間があります。
通常12時間後までに腹痛や下痢、吐き気が発生します。
重症にならなければ数日安静にしていれば症状は改善します。
その際は水分が不足しないようにこまめに水分補給をしましょう。
安静にする場合は回復体位がおすすめです。
もし皮膚が青白くなり、呼吸に異常が出たり、
冷や汗や脈の異常が出た場合は医療機関を受診しましょう。
リステリア症
リステリア症はリステリア菌による感染症です。
リステリア菌は土や水、植物や動物のフンなどに存在し
塩分や低温状態でも生活できます。
どこにでも存在するリステリア菌ですが
食品の加工の時に菌が付着することがあります。
エビの殻向き等で付着することが考えられます。
リステリア菌については加熱処理で対処できますので
不安な場合は加熱したエビを食べましょう。
エビを食べて発症するリステリア症は下痢や腹痛、吐き気などの症状がでます、
症状が悪化すると蕁麻疹や喘息などがでることもあります。
症状が出た場合は医療機関の受診しましょう。
また、妊娠の方は健康な人と比べて感染率が20倍高くなるとされ、
リステリア症の発症により流産、死産の原因にもなります。
生まれてきたとしても新生児に低体重や髄膜炎、敗血症が起こることもあります。
コレラ菌
コレラ菌は熱帯地方の海水に住むエビや貝類に付着している菌です。
コレラ菌を体内に取り込んでしまうと腸内で増えていきます。
コレラ菌は腸内に10時間~5日潜伏します。
そのうち1~2日で、下痢、激しい嘔吐などの症状が出ます。
予防法としては調理や食事の前は手洗いを念入りに実施します。
また海外や衛生的に問題があるの考えられる場合は生食を避けましょう。
加熱処理をしたエビを食べ過ぎて気持ち悪くなり吐き気や下痢、腹痛を催した場合は
エビの食べ過ぎによる胃もたれや消化不良の可能性のほかに、
エビのアレルギーである可能性があります。
自分にエビのアレルギーがあるかは医療機関で調べることができます。
エビを少量食べただけで腹痛や下痢、吐き気が起きる場合は
調べてみることをおすすめします。
エビのアレルギーについて
エビの食べ過ぎで気持ち悪くなり、吐き気や下痢を催す原因でも
紹介しましたが、エビを含む甲殻類のアレルギーについて調べてみました。
アレルギーの原因は「トロポミオシン」というたんぱく質です。
「トロポミオシン」は甲殻類以外にもタコやイカ、貝類にも含まれています。
甲殻類で不調が出た場合はほかの魚介類にも注意が必要です。
エビのアレルギーの主な症状は以下の通りです。
- 蕁麻疹などのかゆみ
- 眼、口腔内のかゆみ
- 咳が出る
- 下痢や腹痛、吐き気
- アナフィラキシーショック
蕁麻疹や眼のかゆみなどは視覚で異常の確認できます。
咳や腹痛や下痢、吐き気の場合は原因がわかりずらくなります。
またアナフィラキシーショックの場合は最悪の場合
命を落とす危険もありますので
自分のアレルゲンを知っておくの重要です。
エビとカニは甲殻類ですのでエビで体調を壊す場合はカニも避けましょう。
避ける場合に注意すべきは原料にエビやカニの記述があればいいのですが
キムチの材料のアミや海苔やシラスに付着している場合に
誤って食べてしまうこともあります。
中華料理の調味料にもエビやカニを細かくしたものが入っている可能性があるので
注意が必要です。
貝類やタコの場合は症状が出るケースと出ないケースがあるので
病院診療所で相談してください。
アレルギー科を標榜している病院で調べることが一般的ですが
自宅でキットを利用した方法もあります。様々な種類がありますので
一度調べてみるのもおすすめです。
エビの1日摂取量の目安
食べ物の一日の摂取量を判断する材料には
カロリーやその食品に含まれる成分の量などがありますが、
エビの場合はプリン体の量で考えるのが一般的のようです。
高尿酸血症や痛風の治療ガイドラインのダイジェスト版によると
1日のプリン体の摂取量が400ミリグラムを超えないようにするのが
現実的としています。
また、プリン体はエビ以外にも鳥のレバーやイワシの干物、
鰹節や干しシイタケなど様々なものにも含まれているので、
エビだけを400ミリグラム以下にしてもトータルで
400ミリグラムを超えてしまうことがあるので
エビの1日の摂取量はグラム数で100グラムまでにしておくのがいいでしょう。
エビの大きさは洋服と同じようにMから3Lまであります。
Mサイズは10センチくらいで10グラムで
3Lサイズだと15センチくらいで18グラムくらいです。
ですので小さいサイズで10尾前後、
大きいものだと5から6尾くらいを目安にしましょう。
エビを食べ過ぎて痛風が出た時の対処法
エビの1日の摂取量を考えるときにプリン体をもとに考えましたが
なぜプリン体をもとにしたのかというとプリン体を取りすぎると
尿酸値が上昇し痛風を起こす危険性があるからです。
プリン体は食べ物からだけではなく体内でも生成されます。
プリン体の役割は細胞の増殖や代謝に利用されるので
悪者ということではありません。
そのため少ないのも問題ですが、摂取しすぎることがいけないのです。
細胞で利用されなかったプリン体は肝臓で分解されます。
その時に生成される物質が尿酸です。
通常尿酸は1日700ミリリットル生成されて
700ミリリットル体外へ排出されます。
生成と排出の値が同じであれば問題ないのですが
生成以外にエビなどの摂取により体内のプリン体が増えて
結果として尿酸が増えると体内に尿酸が留まってしまうと
高尿酸血症という状態になってしまいます。
高尿酸血症の状態が続くと血液中に
尿酸の結晶ができてしまいそれが関節に溜まってしまいます。
溜まっていた尿酸の結晶が歩行や運動などで破壊されると
白血球が異物と認識し攻撃を始めます。
その際に痛みが生じます。
関節が痛くなるのは溜まる場所が関節だからです。
痛風は初期症状等はなく急に発症し激痛を伴います。
痛風が発症しやすい箇所は足の親指の付け根が多いです。
また女性より男性のほうが痛風になりやすいです。
女性ホルモンに尿酸を排出する機能があるからです。
風が吹いても痛い痛風も1,2週間で痛みは落ち着くとされていますが
高尿酸血症が続いていればまた別の関節で発症しますので、
尿酸値をコントロールする、プリン体を控えることが重要になります。
高尿酸血症を放っておくと腎機能低下や尿管結石などを
引き起こすリスクも上がります。
なので痛風になったと感じたら直ちに医療機関を受診し、
お医者さんの指示に従いましょう。
これが一番の対処法です。
個人でできる痛風の予防法としては多めの水分、1日2リットル位を目安に摂取し、
アルコールを控えて、ストレスをためない。
太り気味の人は適度に運動し、健康的な体を作る。
ということを行いましょう。
子供がエビを食べるのは危険?
子供がエビを食べるときに注意することとしては
先ほどもお伝えしましたがアレルギーについてです。
エビを含む甲殻類アレルギーは学童期と言われる、
小学校低学年から高学年くらいに起きることが多いです。
3大アレルゲンといわれる卵や乳、小麦のアレルギーは
成長により改善することがあるのですが
甲殻類アレルギーは改善しにくいです。
3大アレルギーは徐々に耐性ができていきますが、
甲殻類アレルギーは耐性ができていくものではないため、
また運動誘発性アナフィラキシーで甲殻類アレルギーが発症することもあるので
給食等で甲殻類を摂取した後に運動して発症というケースが多い
学童期に発症するとされています。
また甲殻類アレルギーは発症しやすく、
重症化しやすいので注意が必要です。
甲殻類アレルギーの原因物質は「トロポミオシン」というタンパク質です。
こちらのタンパク質はエビとカニどちらにも含まれています。
エビを子供に与える時期ですが離乳食を終えてからの
1歳から少しずつ上げてみることがいいとされています。
もしエビを食べた結果、体の不調が出た場合はすぐに医療機関を受診しましょう。
生のエビは3歳を過ぎてから新鮮なものを少量ずつ食べさせて様子を見ましょう。
甲殻類アレルギーが出ないようにすることはできませんが
エビカニを含む加工食品を少しずつ食べさせて様子を見ることが
リスクを軽減させます。
アレルギーについては医療機関などで調べるしかないので
お子さんがいる場合は自身の検査とお子さんの検査
どちらも調べておきましょう。
沖縄のエビ事情
エビを食べ過ぎた場合の危険性をお伝えしましたが
それでもおいしいエビ。沖縄は実は車エビ養殖生産量日本一です。
また、温暖な気候のため様々なエビがいます。
そんな沖縄のエビを紹介します。
車エビ
車エビは高級食材として知られているエビの一種です。
沖縄で養殖されているエビで宜野座や久米島が養殖場として有名です。
また車エビを提供してくれるお店もたくさんあります。
ゴシキエビ
ゴシキエビは沖縄近海でとることができるイセエビの一種です。
宮古島ではアオエビと呼ばれています。
名前の通りカラフルで大きなエビです。
高級品ですのでお祝いの日に食されます。
セミエビ
セミエビは千葉以南の海に生息するエビです。
ウチワエビの仲間で形が車エビやイセエビなどと違い
平べったいエビです。
これらの魚介類は沖縄の国際通りにある
牧志公設市場で購入できます。
購入しなくても実物を見るだけでも感動すると思います。
牧志公設市場の最寄り駅は牧志駅、美栄橋駅になります。
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