銀杏(ぎんなん)を食べ過ぎて気持ち悪い!死亡例もあるの?原因は食中毒?何個食べたの?どんな症状が出るの?下痢?頭痛?子供への影響は?鼻血が出るって聞いたけど? 対処法を調べてみた

生活
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銀杏(いちょう)並木が臭くなると銀杏(ぎんなん)を思い出す。

一生懸命に銀杏(ぎんなん)を拾って手とか顔がかぶれてしまった。

 

って思い出はないんですけど、茶わん蒸しの銀杏(ぎんなん)は美味しいですね。

封筒入れて加熱した銀杏(ぎんなん)に塩を振って食べたのもいい思い出です。

 

でもそんな銀杏(ぎんなん)が危険だということを知ってますか?

今回は銀杏(ぎんなん)について調べてみました。

 

銀杏(ぎんなん)を食べ過ぎて気持ち悪くなる原因や

銀杏(ぎんなん)を食べ過ぎて死亡することがあるのか?

食中毒になるのか?その量はどれくらいか?

銀杏(ぎんなん)を食べ過ぎると下痢や頭痛が起きるのか?

子供が銀杏(ぎんなん)を食べてもいいのか?

銀杏(ぎんなん)を食べ過ぎると鼻血が出るのか?

対処法と合わせて調べてみました。

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銀杏を食べ過ぎて気持ち悪い!死亡?食中毒?何個?下痢?頭痛?子供への影響は?鼻血が出る? 対処法を調べてみた

銀杏(ぎんなん)を食べ過ぎて気持ち悪い!原因は?

銀杏(ぎんなん)を食べ過ぎて気持ち悪くなったことがありますか?

気持ち悪くなった原因は分かりますか?

その原因は「4′-O-メチルピリドキシン」という成分です。

 

「4′-O-メチルピリドキシン」は「ギンコトキシン」とも呼ばれていて

ビタミンB6の働きを阻害する作用があります。

具体的にはビタミンB6に似ているため脳が勘違いしてしまいます。

 

ビタミンB6は様々な作用があります。タンパク質の合成や粘膜の維持など、

その中でも神経伝達物質の合成が「4′-O-メチルピリドキシン」(ギンコトキシン)によって

抑制性神経伝達物質である「GABA(ギャバ)」が合成されず、

脳内ではビタミンB6は足りている認識だが

体内では足りていないというアンバランスな状態になってしまいます。

 

神経の興奮を抑える「GABA(ギャバ)」足りなくなった結果、

気持ち悪くなり吐き気やけいれんなどのてんかんのような症状が出たり、

呼吸困難や不整脈、四肢のマヒなどが出て最悪の場合に死に至ります。

 

実際何個まで銀杏を食べていいのかという具体的な数字は分かっていませんが、

バランスのいい食事ができていなくてビタミンが不足している場合や

服薬中の薬の作用でビタミンが不足している状態だと

10個未満でも食中毒の症状が出てしまうことがあります。

 

茶わん蒸しに入っている銀杏(ぎんなん)は、おそらく1つか2つくらいかと思います。

あるいは突き出しに出てくる3つ串にささった銀杏を食べても

食中毒にはならないと思いますが、不摂生しているときは注意しましょう。

 

美味しいからと言って銀杏(ぎんなん)をナッツ感覚で食べ過ぎてはいけません。

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医療関係者向けに提供されている日本中毒情報センター作成の

中毒情報データーベースによると、大人で40~300個で

中毒症状が出るという記述があるようですが、

一般の人には公開されていない資料なので詳細は不明です。

 

日本中毒情報センターが一般にも提供している資料には

具体的な数字は出ていません。

 

銀杏(ぎんなん)の食べ過ぎによる食中毒の対処法ですが

「4′-O-メチルピリドキシン」、「ギンコトキシン」は

加熱や調理等で減少しませんので我々で対処することはできません。

 

ビタミン不足などがなければ90時間以内に回復するとされていますが

銀杏を食べて体に不調が出た場合はすぐに

かかりつけの医療機関にすぐにかかりましょう。

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銀杏(ぎんなん)を食べ過ぎて死亡!原因は食中毒?何個食べたの?

銀杏(ぎんなん)を食べ過ぎて死亡した人がいるのか?

調べてみたところ2件の死亡事例があるとおっしゃっている

お医者さんがいらっしゃいました。

 

なので結論から言うと銀杏(ぎんなん)を食べ過ぎると死亡することがあります。

その原因も「4′-O-メチルピリドキシン」という成分です。

 

先にお伝えした通り、「4′-O-メチルピリドキシン」は「ギンコトキシン」を

大量に摂取したことで神経の興奮を抑える「GABA(ギャバ)」足りなくなった結果、

てんかんに似た症状が発症し、最悪の場合死亡することがあります。

 

中毒症状がでる銀杏(ぎんなん)の具体的な個数は分かっていないので

まずは食べ過ぎないこと、そして栄養バランスが取れた食生活を

送ることが大切です。

 

万が一何かしらの不調が出た場合は

すぐにかかりつけのお医者さんを受信しましょう。

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銀杏(ぎんなん)を食べ過ぎるとどんな症状が出るのか?

銀杏(ぎんなん)を食べ過ぎるとどのような症状が起きるのか?

先にお伝えした通り、吐き気やけいれんなどのてんかん発作に似た症状や

呼吸困難や麻痺のほかにも銀杏(ぎんなん)の中毒症状により様々な症状が起こります。

下痢や腹痛

銀杏(ぎんなん)を食べ過ぎて下痢や腹痛が発生することがあります。

こちらの原因も銀杏(ぎんなん)の食中毒によるものと考えられます。

 

ビタミンが不足することにより消化器系症状が出てしまいます。

中毒症状のため便秘の症状が出ることもあります。

 

ただし、漢方薬としての銀杏(ぎんなん)の効果としては

下痢の症状改善を目的に利用されているようです。

 

対処法としては先ほどと同様、バランスよく食事から栄養を摂り

もし、何かしらの症状が出たらすぐに医療機関に行きましょう。

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頭痛

銀杏(ぎんなん)を食べ過ぎて頭痛が発生することがあります。

こちらも「4′-O-メチルピリドキシン」、「ギンコトキシン」による

ビタミン欠乏症の症状の一つです。

 

また、生の銀杏には「アミグダリン」という成分が含まれていて

こちらも食中毒症状を引き起こし、その中の症状に頭痛があります。

生で食べるのはやめましょう。

 

ちなみに「アミグダリン」は青梅にも含まれています。

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他には、最初に触れた銀杏(ぎんなん)を拾ってかぶれると書きましたが

銀杏(ぎんなん)を拾うときにかぶれると同時に頭痛が起きることもあるようです。

銀杏(ぎんなん)を拾う場合は素手ではなく軍手で拾いましょう。

 

また、よそ様の庭にあるイチョウの木の下にある銀杏(ぎんなん)を拾うことは

犯罪になることがありますから気を付けましょう。

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銀杏(ぎんなん)が子供に与える影響は?

銀杏(ぎんなん)を拾うのは昭和生まれの子供の仕事でしたが

今では乾燥した銀杏(ぎんなん)も購入できる便利な世の中です。

ですがおやつに銀杏(ぎんなん)を食べ過ぎると大変なことが起きます。

子供に与えて問題起きた銀杏(ぎんなん)の数は先にお伝えした

日本中毒情報センターのサイトに出ています。

 

5歳以下の子供が5~6粒銀杏(ぎんなん)を食べて

てんかん様症状を起こしたそうです。

 

なので5歳以下の子供に銀杏(ぎんなん)をあげるのは

日本中毒情報センターはおすすめしていません。

 

体内の解毒は肝臓で行われます。

大人の肝臓であれば多少の銀杏(ぎんなん)では解毒作用は落ちませんが

子供の場合は解毒能力が弱いので、

5~6粒摂取しただけで中毒を起こす場合があります。

 

とはいえ、銀杏(ぎんなん)は栄養が豊富です。

脂質や糖質、たんぱく質から様々なビタミン、鉄分、

カリウム、パントテン酸を摂取することができます。

 

銀杏(ぎんなん)は年齢以上の数を食べたら危険、と昔から言われているので

それを守って栄養を摂るようにしましょう。

先人の知恵はすごいですね。

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銀杏(ぎんなん)を食べ過ぎて鼻血が出るのか?

銀杏(ぎんなん)を食べ過ぎると鼻血が出ることがあるのでしょうか?

先ほどからお伝えしている「4′-O-メチルピリドキシン」、

「ギンコトキシン」による作用で鼻血が出ることがあります。

 

少しお伝えしましたが脳の興奮を抑える物質である「GABA(ギャバ)」が生成されず

脳が興奮して興奮した結果、鼻血が出るということです。

 

対処法は先にお伝えしてきた通り、栄養バランスが取れた食事をとって

銀杏(ぎんなん)を食べ過ぎないことです。

何かあればすぐに医療機関にかかりましょう。

 

鼻血の止め方については、頭を前のほうに傾けて

鼻翼を指でつまんで、5から10分押さえましょう。

冷やすのも効果的です。

間違えても鼻をかんではいけません。

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銀杏(ぎんなん)を食べ過ぎてしまった時の対処法

銀杏(ぎんなん)を食べ過ぎた場合の対処法についてですが

今までお伝えしてきた通り、「4′-O-メチルピリドキシン」、「ギンコトキシン」による

中毒症状が出てしまうと、医療機関に行くしか対処法はありません。

 

銀杏(ぎんなん)の中毒症状が出てビタミンB6が足りないことがわかると

ビタミンB6を体に入れる処置をしてくれます。

 

「4′-O-メチルピリドキシン」、「ギンコトキシン」を銀杏(ぎんなん)から

減らす方法は見つかっていないので

予防としては食べ過ぎないことしか食中毒症状を防げません。

 

「4′-O-メチルピリドキシン」、「ギンコトキシン」以外の

対策では、生の銀杏(ぎんなん)を食べないであったり、

素手で銀杏(ぎんなん)拾いをしないなどの対策があります。

 

銀杏(ぎんなん)でかぶれることがある人はアレルギーがあることが考えられるので

アレルギー検査をしておくのも対処法になります。

自分の体のことはきちんと把握しておきましょう。

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