沖縄ではワカメが採れません。
そのためワカメは乾燥したものや
塩蔵わかめが主流になります。
ワカメなどの海藻について
体にいいから食べたほうがいいと聞くのですが
食べ過ぎたらどうなるのか?
それでワカメについて調べてみました。
乾燥ワカメの食べ過ぎで死亡した人や
腸閉塞について、腹痛や吐き気、下痢の対処法と
食べ過ぎて起こる事象や1日の摂取量と
ダイエット効果についてなどご覧ください。
ワカメのダイエット効果を確認したら
その後はトレーニングで体を動かしてダイエット効果を高めましょう。
一人ではなかなか継続が難しいトレーニングも
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乾燥ワカメを食べ過ぎて死亡?腸閉塞?吐き気がして腹痛?太るの?効果的な食べ方は?調べてみた
乾燥ワカメを食べ過ぎると腸閉塞で死亡するの?
乾燥ワカメを食べ過ぎると腸閉塞になり
最悪の場合、死に至るということを聞いたことがあります。
本当にそんなことは起きるのでしょうか?
結論としては乾燥わかめを食べ過ぎて腸閉塞になる可能性はあります。
ただ、乾燥ワカメを食べただけでは発生せず
それを戻すための水分を取ることで発生します。
乾燥ワカメは本来水に戻して調理に使用するようにされています。
しかも、戻した場合の質量は乾燥時の5~10倍とされています。
単純計算で10グラムの乾燥わかめを食べて水を飲んだら
体の中で10倍になるとすると100グラムです。
胃までたどり着いて消化されればいいですが
大量のワカメが消化しきれずに腸に行ってしまい
腸閉塞になってしまうこともあります。
逆に胃から食道を取って乾燥から戻ったワカメが
口から出てくることもあり、そうなると窒息することも考えられます。
また、ワカメの量が内臓の許容量をこえてしまい
内臓破裂を起こすと死んでしまうこともあるようです。
カットされた乾燥ワカメは程よい塩分で
スナック感覚で食べてしまうこともあるかもしれませんが
食べ過ぎや水分摂取には気を付けましょう。
ワカメを食べ過ぎて吐き気と腹痛がする場合の対処
乾燥ワカメに限らずにワカメを食べ過ぎると
吐き気や腹痛が起こることがあります。
ワカメに含まれる水溶性食物繊維の影響です。
水溶性食物繊維は名前の通り水に溶ける食物繊維で
腸内環境を整えて便を柔らかくする効果があります。
水溶性食物繊維を摂り過ぎることで
腸内細菌が活性化しすぎて
便が柔らかくなりすぎて下痢症状が起きてしまいます。
また水溶性食物繊維は人間の体では消化がされ辛く
性質上、胃の中で水分を吸収し胃に長くとどまることがあり
そのため吐き気が起こることがあります。
対処法としては食べ過ぎないことです。
特に乾燥ワカメは食物繊維が豊富に含まれます。
日本食品標準成分表を見ると同じ量の生ワカメと乾燥ワカメを比べると
乾燥ワカメのほうがの10倍弱食物繊維が多く含まれます。
また水溶性ではない食物繊維、不溶性食物繊維も
バランスよく摂ることが重要です。
不溶性食物繊維はキノコ類やタケノコなどに豊富に含まれます。
ワカメを食べ過ぎるとどうなるの?
ワカメには食物繊維のほかに様々な成分が含まれています。
中でワカメに含まれるヨウ素については
摂り過ぎに注意が必要です。
ヨウ素はヨードとも呼ばれていて摂り過ぎると
甲状腺機能低下症が起こるとされます。
甲状腺機能低下症は全身症状が出る病気で
脈拍が遅くなったり、肌が荒れたりします。
このような症状が出た場合はワカメなどの
ヨウ素を含む食品の摂取をやめて
かかりつけのお医者さんに相談しましょう。
ヨウ素は大豆に含まれるイソフラボンという成分や
アブラナ科の野菜に含まれるチオシアネートという成分が
ヨウ素の吸収を妨げる効果があるのでヨウ素が気になる場合は
一緒に食べるのもいいのではないでしょうか。
日本で生活する場合、ヨウ素が不足することは発生しにくいので
摂り過ぎに注意しましょう。
ワカメには他には以下の成分が含まれます。
アルギン酸
アルギン酸はワカメの食物繊維の成分です。
アルギン酸はナトリウムを排出する作用があるので
高血圧のコントロールに効果があるります。
また同様に胆汁酸というコレステロール生成に関連する成分を
体外に排出しコレステロールも穏やかにします。
食物繊維ですので摂り過ぎに注意が必要です。
フコイダン
フコイダンもワカメの食物繊維のぬめりの成分で
ガン予防への効果が期待されています。
また疲労回復や免疫機能向上にも効果があるとされていますが
どれも研究段階といったところで今後の研究結果が待たれます。
そのため摂り過ぎた場合の影響もわかっていません。
カリウム
カリウムはミネラルの一種でワカメに多く含まれます。
体内の細胞の浸透圧の調整に作用します。
また腎臓の尿排出に作用し体内の水分量を調整します。
カリウムは腎臓に障害がある人以外は摂り過ぎることはないとされています。
ですので腎臓に障害がある人は摂り過ぎに注意しましょう。
カルシウム
カルシウムはミネラルの一種です。
骨と歯の原料や筋肉収縮、神経興奮の抑制の作用があります。
カルシウム不足で怒りっぽいというのは
神経興奮の抑制からきているようです。
摂り過ぎた場合、結石や便秘が起こることがありますが
普通の食生活でカルシウムが過剰になることは少ないので
カルシウム不足を心配したほうがいいでしょう。
マグネシウム
マグネシウムはミネラルの一種で体の代謝を促進する作用があります。
また、筋肉の収縮や神経伝達・体温、血圧の調整の作用もあります。
マグネシウムは摂り過ぎると下痢になったりすることがありますが
通常の食生活で過剰摂取になることはないと考えられます。
ただし腎臓に障害がある場合は高マグネシウム血症になるので
注意が必要です。
ワカメは一日何グラム食べていいの?
ワカメの一日の摂取量については食物繊維の量とヨウ素の量で判断します。
食物繊維は一日24グラムが基準で、ヨウ素は一日3ミリグラムが基準です。
そこから食物繊維はほかの食品からの摂取も考えて
生ワカメは110グラム、乾燥ワカメは水でもどして80グラムで
食物繊維4グラムほどになります。
ヨウ素の場合は生ワカメ100グラムに含まれるヨウ素の量が1.6ミリグラム
水で戻した乾燥ワカメ100グラムに含まれるヨウ素の量は1.9ミリグラムです。
そこから計算すると生ワカメは190グラム、乾燥ワカメ160グラムが
摂取量になります。
こちらはワカメに含まれる塩分や
甲状腺に異常がある人や腎臓に異常がある人は
考慮していませんのであくまで目安としてご覧ください。
ワカメは太るの?ダイエットになるの?
ワカメのカロリーは、生ワカメ100グラムで16キロカロリー、
水で戻した乾燥ワカメ100グラムで17キロカロリーです。
なのに食べ過ぎて太ったとなると考えられるのは塩分の摂り過ぎです。
体内の塩分濃度が濃くなるとそれを薄めようと水分が大量に必要になり
その結果むくみや水太りが起きて太ってしまいます。
塩蔵わかめや乾燥わかめの塩分には注意が必要です。
先にお伝えした通りワカメはカロリーが低く
さらに以下の成分の効果でダイエットにむいています。
フコキサンチン
フコキサンチンはワカメなどの褐藻類に含まれるカロテノイドの一種です。
カロテノイドは赤や黄色の色素成分で、ニンジンのベータカロテンや
トマトのリコピンなどが代表的なものです。
カロテノイドには抗酸化作用があり、水に溶けにくく、
油に溶けやすいという性質があります。
そのカロテノイドの一種のフコキサンチンは体内の脂肪酸である
白色脂肪細胞を分解する作用があります。
この作用によりダイエット効果が期待されます。
アルギン酸
先にお伝えしたアルギン酸は食物繊維であるので
満腹感が持続しやすいので食べ過ぎを防いで
結果としてダイエット効果が期待されます。
ヨウ素
先にお伝えしたヨウ素も甲状腺に異常が出ない範囲での摂取であれば
甲状腺ホルモンが活性化して基礎代謝が上がりダイエット効果が期待できます。
とはいえダイエットに効果があるからと言ってワカメサラダに
ドレッシングをたくさんかけて食べたら効果がないので
少量のワカメをほかの食品と合わせてバランスよく食べて
ワカメの効率的な食べ方
先にお伝えした通りワカメには様々な栄養素が含まれています。
それを効率よく食べる方法をお伝えします。
下準備としてワカメを水で洗う場合、洗いすぎないようにしましょう。
ワカメに含まれる食物繊維のアルギン酸は水溶性のためです。
酢と食べる
ワカメの入った酢の物はよく食べると思います。
これは酢に胃腸を活性化する作用があり、消化吸収を高めてくれるので
食物繊維が胃腸に残って悪さをすることが少なくなります。
また、酢には食物繊維を柔らかくする効果も期待できるので
益々食物繊維が残りにくくなります。
酢の物以外にも野菜サラダにワカメをトッピングして
酸味があるドレッシングで食べれば野菜の栄養も摂れるので
より良い効果が期待できます。
油と食べる
ワカメには脂溶性ビタミンのビタミンAが含まれています。
このビタミンAを効果的にとるためには油でいためるのが一番です。
炒め物や炒めたものをスープの具材にして食べれば
ビタミンAが効果的にとることができます。
ワカメを料理に使う場合、既に含まれている塩分を考慮して
塩の使い過ぎに注意しましょう。
実家にいる頃はワカメとタケノコの煮物をよく食べました。
ワカメの水溶性食物繊維とタケノコの不溶性食物繊維の両方を
美味しく摂ることができますね。
ワカメに含まれる栄養素
今までお伝えしてきた以外にも
ワカメには様々な成分が含まれています。
リン
リンは、ワカメに含まれているミネラルのひとつです。
生ワカメ100グラムに30ミリグラムのリンが含まれています。
乾燥ワカメ100グラムには300ミリグラムのリンが含まれています。
リンは骨と歯の生成に必要なミネラルで、
カルシウムとマグネシウムと結合し
骨や歯を作っています。
リンの1日の摂取目安は成人男性では1000ミリグラム、
女性では800ミリグラムになります。
上限は3000ミリグラムになります。
ビタミンK
ビタミンKもワカメの含まれている栄養素の一つです。
ワカメ100グラムに含まれるビタミンKの含有量は
生ワカメで140マイクログラム、乾燥ワカメで110マイクログラムになります。
ビタミンKの作用は血液凝固の補酵素として
傷などの保護を行います。
また骨にカルシウムの結合を促し骨を丈夫にする作用もあります。
ワカメはリンとビタミンKの作用で骨粗しょう症の予防効果があります。
ワカメの栄養効果を確認したら後はトレーニングして
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