レモンの皮についているのは農薬?それともワックス?いや防カビ剤?レモンを皮ごと安全に食べる方法と沖縄のレモンを調べてみた

オピニオン
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日本では様々な柑橘類が流通しています。

沖縄にもシークワサーなどいろんな柑橘類が生産されています。

その中で最もポピュラーでよく使われているレモン。

 

ですがその輸入品のレモンの皮には危険物質である、

農薬やワックス、防腐剤がついているという話もあります。

そこで今回はレモンの皮の付着物について調べてみました。

 

それとレモンの安全な使用方法と沖縄産のレモンを紹介いたします。

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レモンについて調べてみた

レモンの皮に農薬がついてる?

輸入した外国産レモンの皮には

農薬がついているという話を聞いたことがあります。

本当に農薬がついているのでしょうか?

農薬とは農業を効率的に進めるために

利用される薬の総称です。

 

ですので無農薬をうたっている野菜以外には

国産の野菜にも利用されています。

 

輸入に際して後にお伝えする防カビ剤をしようしていて

そちらは付着している可能性が高いですが

ここでは植物の生育するための薬を農薬とします。

 

この農薬の定義にするとレモンの皮に農薬がついている可能性は

低いと思われます。

 

土壌にある栄養を根から吸いあげて成長するので

レモンの実に農薬が残留することはあるかもしれませんが

現在使われている農薬は基本的には人間には無害とされているので

そこまで神経質にならなくてもいいかもしれません。

 

ですが農薬が体内に蓄積されるとどのような影響が出るか

わかっていないこと多いので自己責任でお願いします。

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レモンの皮にワックスがついてる?

レモン自体が自身を守るために発生させるワックスブルームもありますが

防腐剤をワックスと呼ぶこともあります。

 

防腐剤と防カビ剤は同様のものとして扱われています。

また防カビ剤は防黴(じん)剤ともいうようです。

初めて知りました。

以降は統一して防カビ剤で記述します。

 

輸出前に長期間の輸送時の腐敗を防ぐため防カビ剤を散布しています。

こちらは農薬とは定義せず食品添加物になっています。

収穫後に使用されるのでポストハーベスト農薬といいます。

防カビ剤ですが食品添加物の場合は表示義務が必要ですが

農薬の場合は表示義務がないです。

 

このため、都合のいいように防カビ剤が農薬になったり

食品添加物になったりしますので注意が必要です。

 

食品添加物は販売する際に表示義務があるのですが

小売店でその表示を見たことがあまりありません。

 

近所のスーパーマーケットに行って、

よく見たところ値札の下に小さい文字で書かれていました。

 

ただ、沖縄の社長もコマーシャルに出ている

某ディスカウントストアのアメリカ産のレモンには

防カビ剤の記述がありませんでした。無農薬なのかわかりませんが。

 

外国産のレモンを含む柑橘類は輸出前に防カビ剤の塗布が必要ですので

皮にはついているものと認識したほうがいいようです。

 

以下に代表的な防カビ剤を記述します。

イマザリル

イマザリルはヤンセンファーマの商品名のようで

化学薬品名はエニルコナゾールといいます。

 

ですが論文等を見ると輸入レモンに使用されているのは

イマザリルとなっているのでこちらのほうが一般的のようです。

 

水溶性のようで洗えば多少は落ちるという報告があります。

みかん以外の柑橘類とバナナに使用されます。

 

柑橘類はワックス処理され、バナナは液に浸けられて使用されます。

 

発がん性は認められていないですが

農薬としての利用が日本では禁止されているので

有害物質には変わりはないです。

オルトフェニルフェノール

オルトフェニルフェノールは芳香族化合物の一種です。

芳香というのは最初に発見された物質の特徴です。

 

柑橘類以外には割りばしの防カビ剤に使用されます。

 

防かび力が高く、柑橘類にワックス処理されます。

水に溶けにくく、発がん性があるとされています。

 

美味しんぼで印象に残っている「足腰を鍛え鍛えて癌で死に」という川柳がでてくる

14巻の「レモンと健康」という話ではオルトフェニルフェノールが

アメリカとの貿易摩擦の緩和のために食品添加物としての利用を認めたことが語られています。

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チアベンダゾール

チアベンダゾールは農薬、食品添加物以外にも木材の防腐剤や虫下しにも使われています。

ほかには工業用や衣料用の防カビ剤にも利用されます。

 

虫下しとして使用された時の名前はミンテゾールといい、

万有製薬から販売されていました。

現在は販売されていません。

 

虫下しとして利用した際にめまいや吐き気などの副作用がありました。

これを柑橘類から摂取すると同様なことが起こる可能性があります。

 

こちらもワックス処理で柑橘類に利用されます。

フルジオキソニル

フェニルピロール系の殺菌剤である「フルジオキソニル」は

1984年にスイスのシンジェンタ社が合成した殺菌剤です。

 

フェニルピロール系の非浸透移行性殺菌剤で、

葉や果実の表面で防カビ効果を発揮する薬剤です。

そのため、収穫後の果実の防かび目的にも使用されます。

 

動物実験によると発がん性はないと判断されています。

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輸入レモンを含む外国産の柑橘類には

食品添加物として防カビ剤が使われています。

これを認識して利用しましょう。

レモンを安全に食べる方法

皮についているので皮をむけば付着しているものを

取り除くことができます。

 

ですが、手で皮をむく際に皮から油分がでて

手に付着します。その付着したものをそのままで果実のほうに触れると

果実に油分に含まれる防カビ剤がついてしまうので手で向く場合は注意しましょう。

 

皮から果実に浸透するのではと思われますが、

研究で報告されているものからはそこまで浸透することはないということです。

 

皮だけを利用する場合は、茹でこぼしが有効です。

15分を2回ほど茹でこぼしを行うと

7,8割の防カビ剤を落とすことができると報告されています。

 

過熱して作るマーマレードジャムなどを作る場合は

皮を茹でこぼしてから作ればより安全に作ることができます。

皮と身を同時に使いたい場合は、皮を洗うという方法があります。

流水で洗うだけでも3割以上落とせると報告されていますが、

それ以外の洗い方を以下に記述します。

塩で洗う

塩で洗う場合は、粗塩を使用します。

レモンの皮を塩もみします。力を入れすぎないようにしましょう。

塩もみ後は流水でよく洗い流します。

 

皮を傷つけて防カビ剤を削り取ることができます。

傷つけているので痛むのも早くなります。

重曹で洗う

食用の重曹を利用する方法があります。

重曹を溶かした水に1分つけてから洗い流すということです。

長くつけてしまうとレモンの栄養素が流れ出してしまうので注意が必要です。

パックス 重曹F 2kg

楽天で購入

 

重曹がアルカリ性にして防カビ剤を落とすといわれていますが

具体的な作用はわかりませんでした。

 

重曹は、油分やタンパク質を分解するのでその効果で

防カビ剤の成分が分解されるのでないでしょうか?

洗剤で洗う

初めて知りましたが食品用の洗剤があるようです。

そちらを使用してレモンを洗えば防カビ剤を落とすことができるようです。

 

さらに驚いたのは食器用洗剤にも食品に対応したものがあるようです

洗剤の裏の説明部分に食品にも使える旨が記述されていれば利用可能です。

お湯を使う

皮だけのようにお湯を使う方法があります。

80度以上のお湯にレモンを1分間浸けてから流水で洗います。

 

沸騰させたお湯に30秒茹でるのも効果があります。

30秒以上茹でるとゆでレモンになるので注意が必要です。

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いろいろな方法をお伝えしましたが

最初から防カビ剤がついていない輸入レモンや

国産のレモンを使うのが一番安全です。

ですが、高価で一般的なスーパーマーケットでは

なかなか売っていません。

 

さらに無農薬のレモンとなるとさらに見つけるのが大変です。

 

日本では広島県と愛媛県がレモンの産地です。

中でも瀬戸内海の生口島の生産量が高いようです。

ただそんな生口島でも無農薬のレモンはなかなか栽培されていないようです。

沖縄産レモン紹介

最後に沖縄で生産されているレモンをお伝えします。

グリーンレモン

グリーンレモンは黄色いレモンと品種は同じもののようです。

9月から12月が旬です。11月くらいから黄色くなるようです。

 

旬の時期はふるさと納税の返礼品にもなるよう。

南風原町の返礼品が検索で見つかりましたが

記述時点では売り切れていました。

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マイヤーレモン

マイヤーレモンはみかんとレモンが交配したものです。

国内では紀伊半島と静岡で少数生産されています。

 

そんなマイヤーレモンは沖縄県の石垣島でも作られています。

ヒラミレモン

みなさんご存じのシークワサーのことです。

シークワサーの和名が「ヒラミレモン」です。

 

沖縄本島だと大宜味村で多く栽培されています。

 

夏ごろから青いシークワーサーの収穫が始まり、

年末から年度末にかけて黄色いシークワーサーが収穫できます。

青いシークワーサーは酸味が強く、黄色いシークワーサーは甘みが強いので

青いシークワーサーは調理用で、黄色いシークワーサーはそのまま食べます。

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