バナナを食べるダイエットや健康法はよく聞きますが
バナナを食べ過ぎるとどうなるのでしょうか?
食べ過ぎて死んでしまうなんてことはあるのでしょうか?
そんなバナナに対する疑問について調べてみました。
バナナに含まれるカリウムやアレルギー、
1日何本まで食べていいか、バナナと糖尿病の関連や
食べ過ぎると病気になるのか?
子供が食べ過ぎた場合の危険性を調べてみました。
バナナを食べ過ぎて死亡する危険性やカリウムとアレルギー、1日何本までか病気や子供への危険性を調べてみた
バナナを食べ過ぎて死亡することはあるの?
バナナを食べ過ぎて死亡することはあるのか調べてみました。
バナナを食べ過ぎて死亡するという話には
バナナに大量に含まれるカリウムが関係しているようです。
アメリカの薬物注射による死刑に使われる薬物に
塩化カリウムという物質があります。
この塩化カリウムを過剰に摂取すると心不全が起きるようで
それを利用して死刑が執行されています。
ということはバナナもカリウムが大量に含まれているので
食べ過ぎると心不全が起きのか?調べてみました。
日本食品標準成分表によるとバナナ100グラムに含まれるカリウムの量は360ミリグラムです。
それで計算すると、致死量に至るためのバナナの本数は320~400本と言われています。
大量の食品を摂取しないといけないので
食べて摂取するカリウムであれば死ぬことはまずありえないようです。
日本では1日4800グラムのカリウムが必要とされて
食品からの摂取ではカリウムが人体に害を及ぼす影響はないとされ
上限値は設定されていません。
注射器で静脈にカリウムを注入されると心臓が停止してしまうようです。
バナナのカリウムについては後述します。
またバナナを作るときに使用する農薬を空中から散布することが多く
バナナ農園以外にも農家の生活居住地にも農薬が散布されてしまい
農家の方に健康被害が出ているようです。
バナナの食べ過ぎではありませんがバナナが死因になることの一つの要因です。
カリウム以外にバナナで死亡する原因として考えられるのは
バナナをのどに詰まらせて窒息するケースです。
子供や老人など嚥下が難しい方たちはのどに詰まらせる可能性はありますが
調べた限りでは亡くなった方は見つかりませんでした。
子供がバナナをのどに詰まらせて
死にそうになったのバナナをくれた人を訴えるという事件が
中国であったようですが、こちらは無罪で終わっています。
他にバナナで死ぬリスクとして考えられるのは
昔の漫画やコントでよく見たバナナの皮で滑って転んで
打ち所が悪くてなくなるというケースです。
こちらも調べましたがバナナで滑って転んで亡くなった方についても
見つけることはできませんでした。
バナナを食べ過ぎて発症する病気については後述します。
スポンサーリンクバナナを食べ過ぎてカリウムを摂り過ぎるとどうなるの?
先ほどお伝えした通りバナナにはカリウムが多く含まれていることを
お伝えしましたが、さらにカリウムについて調べたことをお伝えします。
カリウムは体内の細胞内液の浸透圧に関わる物質で、
細胞内液のナトリウムの排出を促して体のむくみを解消する働きがあります。
また運動中に汗と共に細胞内液が放出されて
カリウムが不足すると筋肉が痙攣することもあります。
足がつったりするのもカリウム不足が原因の一つと考えられます。
カリウムは体内組成に必要な物質で
食品からは摂り過ぎることはないことは分かりましたが
腎臓に障害がありカリウムの対外排出が正常にできない人や
血圧を下げる薬、痛み止めなどカリウムを含む薬を服用している場合
カリウムの過剰摂取になります。
なので上記に当てはまる人はバナナの食べ過ぎに注意しましょう。
バナナを食べても大丈夫かどうかかかりつけのお医者さんに確認して
食べるようにしましょう。
カリウムを摂り過ぎると高カリウム血症という病気になります。
軽症の場合は筋力の低下が起きます。
重症化した場合は不整脈で心停止が起きます。
先にお伝えした死刑と同様の結果になってしまうので
腎臓に障害がある人はバナナを含むカリウムを含む食品には注意してください。
また、カリウムには体温を下げる効果があります。
南国でバナナを食べるの理にかなっているということですね。
ただし食べ過ぎて体を冷やし過ぎに注意しましょう。
スポンサーリンクバナナを食べ過ぎてアレルギーってでるの?
食物には様々なアレルギーがありますが
バナナもアレルギーがあるのでしょうか?
バナナも食べ過ぎるとアレルギー症状が発症します。
アレルギーの症状としては口の周りにかゆみが出たりする口腔アレルギー症候群から
胃もたれや下痢、症状が悪化すると蕁麻疹などの湿疹や
呼吸困難などを引き起こす場合もあります。
アレルギーではありませんが、
食品に含まれる仮性アレルゲン(薬理活性物質)が
アレルギー様症状を引き起こすことがあります。
バナナにはセロトニンという仮性アレルゲンが含まれているので
これにより蕁麻疹や湿疹などのかゆみが起こることもあります。
自分にはどのようなアレルギーがあるかを
医療機関で調べておくことが重要です。
調べた結果としてブタクサの花粉にアレルギーがある場合、
バナナでもアレルギーが起こることがあります。
これは交差反応と言われているものです。
その他交差反応にはゴム手袋で肌がかゆくなる場合
バナナなどのフルーツでアレルギー反応が起きる可能性があります。
交差反応は必ず起こるものではないですが
情報としてお伝えします。
バナナは何本まで食べていいの?
それではバナナは1日何本まで食べていいのでしょうか?
以前ラジオで爆笑問題の田中さんがバナナを一気に3本食べて
胃と食道がバナナでいっぱいになって大変なことになったと
おっしゃっていました。一気に3本食べるのは危険なようです。
農林水産省は「毎日くだもの200グラム」を推奨しています。
バナナで考えるとバナナ1本で200グラムになります。
皮をむくと120グラムなので小さめのバナナ2本弱が目安になります。
また、バナナを間食として考えると
厚生労働省が推奨する間食は1日200キロカロリーとされています。
日本食品標準成分表では100グラムで86キロカロリーです。
カロリーで考えてもバナナは2本弱になりますね。
果物は体への糖の吸収は穏やかで急激に血糖が上がったりはしにくいですが
体にいいとはいえ果糖の摂り過ぎると肥満や2型糖尿病、
免疫系の働きを阻害することがあります。
バナナの糖質はゆっくり体に吸収されるので
血糖値を急激に上げることはないと考えられるので
バナナの糖質は糖尿病への影響は低いとされていますが
バナナに含まれる果糖はインスリン抵抗性というインスリンの分泌を妨げる
作用がある考えられているので食べ過ぎに注意しましょう。
スポンサーリンクバナナを食べ過ぎて発症する病気について
バナナを食べ過ぎるとカリウムを摂り過ぎて起こる
高カリウム血症、果糖の摂り過ぎで起こる糖尿病などを
お伝えしましたが、ほかにどのような病気が発症するか調べました。
バナナにはシュウ酸という成分が含まれています。
シュウ酸という物質は結石を作る原因の一つとされています。
そのためバナナを食べ過ぎると尿管結石ができる可能性が上がります。
食材によってはシュウ酸は茹でこぼして減らす処理をしますが
バナナはそのまま食べるのでシュウ酸をそのまま摂取することになるので
結石ができやすいひとは食べ過ぎに注意しましょう。
とはいえ、先にお伝えした本数を守れば問題ないとされています。
他にシュウ酸の対処法はカルシウムを一緒に摂取することです。
バナナとヨーグルトを一緒に食べることは理にかなっているということです。
他にバナナには便秘に効果がある食物繊維の
レジスタントスターチが含まれているのですが
食べ過ぎると下痢になることがあります。
原因はバナナに含まれる不溶性食物繊維が原因になります。
食品標準成分表によるとバナナ100グラムに含まれる食物繊維の量は
1.1グラムでそのうちグラムは不溶性食物繊維です。
不溶性食物繊維が胃腸内に溜まり過ぎると腸内の水分を吸収し
便が固くなり便秘になりやすくなってしまうのです。
水溶性食物繊維と不溶性食物繊維をバランスよく食べることが重要です。
またカリウムの影響で体が冷えて胃腸の活動が活性化せずに
便秘になることもあります。
逆におなかを冷やして下痢の可能性もあるので
自分の体質と相談して食べましょう。
腸内環境に問題が起きる場合はサプリメントを摂取することで
腸内活動が穏やかになることがあります。
自身の体調に合うサプリメントを探すことも体調管理にとって重要です。
バナナってダイエットに向かない?
バナナとダイエットについて調べてみました。
バナナのカロリーと糖質について日本食品標準成分表によると
100グラムで93キロカロリーで、糖質は22.5グラムです。
ダイエット中は糖質を70グラムから130グラムにすることが推奨されています。
朝昼晩にご飯やパンを食べて、さらに間食でバナナを食べると
これらの数字をオーバーすることがあります。
体にいいとされるバナナも食べ過ぎるとカロリーや糖質を摂り過ぎてしまいます。
普段の食事や間食のカロリーや糖質の量も考慮して食べるようにしましょう。
また、先にお伝えした通り、バナナの食べ過ぎは
下痢などの腹痛や、高カリウム血症などのリスクもありますので
1日1本程度を目安に食べるといいでしょう。
体調不良が起きた場合は、すぐにかかりつけのお医者さんに相談しましょう。
バナナを子供にあげる場合の注意
実はいろいろな成分が含まれているバナナですが
子供に食べさせるときの注意点はあるのか調べてみました。
子供に挙げる場合にも気を付けないといけないのは
カリウムになります。
カリウムの摂取量の目安は、5か月目までの乳幼児には400ミリグラム、
11か月目までの乳幼児には700ミリグラムが目安とされています。
先にお伝えした通りバナナ100グラムに含まれるカリウムの量は
360ミリグラムですので1日1本以上は食べさせないようにしましょう。
バナナを食べさせる時にはペースト状にすりつぶしてあげると
柔らかくなり乳幼児でも食べやすくなります。
バナナを含む果物類の果糖は糖の吸収が急激ではないのですが
糖質の量は多いのでお子様にあげる場合も糖質の摂り過ぎに注意しましょう。
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